Skip to content

山田画廊出展作品説明

山田画廊さんには、2点出品しています。

<春木蓮>

春と言えば、桜が人気ですが、

木蓮なんか、私は好きですね。

花びらが、自由な感じ……

でいながら 芯がしっかりしている感じ

なんだか目がいきます。

この作品を描いたのは、

長崎旅行から帰ってきてからでした。

いつもは、色を入れなかったりするのですが、

珍しく入れてみました。

教会のステンドグラスが美しかったのでその影響かな?

木蓮の華には、それぞれ宇宙が内包されています。

木蓮のバックには、十字

そして光りを放っているのです。

木蓮でありながら、

ともすれば、それは人々なのかもしれません。

人々の光は、今 どんな光でしょうか?

わたしは 木蓮の華を見ながら祈ります。

 

もう一つの作品は、

<春 雷>

春に、起こる雷は、冬眠している虫たち、

生きとし生けるものの目を覚ます

と言われています

私、アーティスト名 春雷にしようかと思ってました。

実は………..

今は、有馬春  気に入ってますけれどね。

この和紙は、愛知県の素敵な女性和紙職人さんに

私をイメージして紙漉きして頂いたものです

うっすらと色が入っていました。

それは、霞のように見えました

天空に浮かぶモノたちのまわりには

霞がかかり 見えないところがあります。

すべてのモノも、そうなのかな?

時が来ればその霞 または わだかまりは、

形を変えていきます。

そこに存在するであろうなにかは、

確かに存在するのでしょう。

心を開き霞を超越した所に

ほんとうの世界が見えてくるのかな?。

春の雷は、ふたつの繋がったエネルギーが

スパークして時間とともに形を変えていきます

描いている作品は、結構 無意識で、考えずに描いています

描きながら、そうなのか~???

と、感じながら、仕上がっていくのです。

 

 

Published in展覧会のお知らせ有馬春作品